カモシカの交尾
1996.4.7 石川県金沢市 河崎 晴夫
4月の始め、金沢の近郊にある雑木林へカタクリを見に行った時のことです。
林道を歩いていると、前方の林に何かいるのに気付きました。カモシカです。時々こちらを見ますがジーッとして動きません。
しばらくしてブヒュウーという音(鼻みずを強く飛ばすような音)をだしながら反対側の杉林の斜面に移動しました。そこには、もう一頭うす茶色のすこし小柄のカモシカ(角の大きさから若いカモシカと見られる)がいました。
その若いカモシカは、さかんに鼻を鳴らしていたカモシカのオシリの方に顔をすりつけたり、匂いを嗅いだり足をあげたりしていましたが、しばらくすると交尾をし始めました。
その間、2〜3秒。あっという間の時間でした。若い方がオスで大きな個体の方がメスでした。
やがて二頭つれだって、時々あのブヒュウーという音を鳴らしながら移動していきました。
カモシカの発情期は秋頃と思っていたのですが、今日の目撃はいったいどういう事なのでしょう。
そしてあのブヒュウーという鳴き声は警戒している時の音でしょうか、それとも発情期の鳴き声でしょうか。