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シジュウカラの巣づくり

1996.4.20       石川県金沢市           河崎 悦子

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 3月29日 金沢市内の卯辰山にある梅林を歩いていると、松の枝の高いところで激しく大きくシジュウカラが鳴いた。振り向くと(4)の穴へ入っていった。(4)は大人の腰の高さ。ちょっと低すぎやしないかと思いながら離れたところで観察してみた。高い枝や(1)でツツピーと鳴き、(2)(3)ではジジーと鳴き、すばやく(4)に入っていく。勢いよく穴からでると遠くの地面に降り、クチバシでコケをひっぱり、くわえて、高い枝にとまる。(1)(2)(3)ととまりながら(4)に入っていく。その繰り返し。メスが巣材を運んでいる間、オスは近くの高い枝の上でずっと鳴いていた。


 3月30日 木のそばにある程度近づくとツツピーと大きな声がした。いないと思ったのに高い枝で見ていたようだ。邪魔をしてはいけないと、その場を離れた。

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 4月5日 久し振りに梅林へ。シジュウカラの気配がない。巣のそばに近づいても鳴かない。そおっとのぞくと巣の中はコケでいっぱいだった。


 4月17日 いない。鳴き声もしない。穴の大きさを計った。縦5.5cm、横3cm。Aの枝の裏にはつついたような小さな穴が7ヶ所あった。これは誰の何の跡だろう。

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 普段は人のこない梅林だったからシジュウカラも安心して巣づくりをしたら、梅が満開になり、急に人の出入りが多くなったので、びっくりして巣を放棄したのかもしれない。いまは梅の花も散り、前のように静かなのに。


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