花嫁さんのお色なおし(三上靖史)

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披露宴の式次第も、ウエディング・ケーキのナイフ入れとすすみますと、儀礼的なことはこれで一応おわったといってよく、食事がはじまりますが、花嫁は媒酌人夫人につきそわれて、いわゆる色なおしのために席を立ちます。

色なおしは式服を別の衣服に着替えることですが、これを陰の三三九度といい、杯事までもう一度行いました。

昔は、式服は白無垢ときまっていたので、華やかさを出すため色ものに着がえたわけです。

現今では式服は色ものが一般ですし、杯もカワラケは少なく絵杯ですから、色なおしの必要はないようなものの、宴に変化をそえたり、花嫁を控室で休ませたりするために行なわれています。

花嫁は着がえをすまし、一やすみしたら、また、拍手に迎えられて、会場にあらわれるのですが、そのあとも適当に、控室にはいって休息するほうがよろしい。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)