〈家族書〉と〈親族書〉は、別々の紙に書くのが正式ですが、人数が少ないときは、〈親族書〉として、一枚の紙に書いてもかまいません。
用紙は、〈親族書〉用紙として、デパートなどの婚礼用品売り場に売っていますが、それが手にはいらぬときは、奉書を横に長く二つ折りにし、折り目のほうを下にして、毛筆で書きます。
結納の目録と同様、薄墨は不吉とされていますから、できるだけ墨を濃くすること。
一行目に〈親族書〉と書き、二行目から、尊属から順に、名前を書いて行きます。
同姓の家族の場合は、筆頭のひとりだけ、姓と名をしるし、あとは名だけしるします。
名前の上には、〈祖母〉〈父〉〈母〉〈兄〉などと本人との続柄を書き、本人と住居を別にする親族には、住所をも書き添えます。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)