餅は、切り餅・丸餅どちらか(三上靖史)

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■餅
餅も、関東では切り餅を焼いて用いるのに対し、関西などでは丸餅を用います。

丸餅を用いるのは、円満をあらわすからで、本来、餅は丸いのが正式。

切り餅は略式だが、これを焼いて用いるのは、ふくらませて、角をまるくするためだなどという説もあります。

また、雑煮に入れる野菜や鳥肉・かまぼこなどの〈具〉の種類も、地方によって、また家風によって、さまざまですが、結局、餅のほか、種々雑多のものを入れて煮るのが、雑煮の雑煮たるところなのかもしれません。

■年賀状の交換
正月の社交的な行事に、〈年賀状の交換〉と〈年始回り〉とがあります。

そのうち、〈年賀状〉の書き方については、年賀状は12月10日ごろから28日までに投函するのが普通なので、ここには、〈年賀状〉を受取ったときの心得と、〈年始回り〉の心得について、しるすことにしましょう。



三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

雑煮は、みそ仕立てか清汁仕立てか

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〈雑煮〉とは、餅を野菜や鳥肉などとともに羹(あつもの)(吸いもの)で、東京付近では、昔から清汁(すまし)仕立てが多かったのに対して、関西や四国・九州地方では、みそ仕立てが主流になっていました。

これは、江戸時代、武家の多かった江戸では、「新年早々、みそをつけたくない」というような、縁起をかついで、みそ汁仕立てをきらったのに対して、町人中心の町であった大阪では「みそ汁仕立てのほうが満腹感がある」というような、実利的な考え方から、みそ汁仕立てを主にするようになったのだと説く人もあります。

全国的にみると、清汁仕立てとみそ仕立てを交互に用いるところもあり、さらにこれに汁紛を併用するところもあります。



三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

新婚旅行~宿泊先での心得とマナー(三上靖史)

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旅館やホテルには申込みのときに、必ず新婚旅行であることを伝えておきます。

駅まで出迎えの自動車を出してくれたら、運転手さんにお祝儀のチップを。

旅館へ着いたら、女中さんが、その部屋つきかどうかを確かめた上で、「お世話になります。

どうぞよろしく、これはほんの少しですが・・・」と祝儀袋に入れ、「寸志」と上書きしたチップを手渡します。

洋風のホテルならルームボーイに同様に渡します。

旅館では番頭さんが、ホテルではページボーイが荷物を運んでくれたときに、少額のチップを渡します。

ホテルの廊下は街路と同じですから、外出のときの服装でないと歩けません。

旅館でも女性の丹前姿はあまり見よいものではありません。

ふとんの始末、寝間着のかたづけなどはちゃんとやって、部屋も、家族風呂も見苦しくないように整理しておきましょう。

深夜の食事の注文などもつつしむこと。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

花嫁の前夜・当日の注意点

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ある花婿は式の前夜に独身最後の夜を楽しもうとして脱線し、当日は挙式直前まで居所不明で、仲人夫婦にやせるような思いをさせた例もあります。

万が一の事を考えて、前日あたりから車の運転はやめさせ、前夜はゆっくり睡眠をとって当日は早めに式場に行くように注意しておき、場合によっては、仲人の家へ来てもらって一緒に式場に行くというのもよいでしょう。

結婚式当日は、仲人は早めに花婿方へ、仲人夫人は花嫁方へ行って世話をやき、指図をするのがつとめとされていました。

しかし、最近では仲人も仲人夫人も早めに結婚式場へ行けばよい、というぐあいに簡略化されています。

当日、仲人や仲人夫人がどこまで世話をやくかはそれぞれのケースに応じてきめればよいことで、いちがいに指図したり、万事の世話をやかねばならないということはありません。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

■受賞・叙勲祝いの品

すぐ届ける祝いの品には、鯛、伊勢えび、かつお節、寿司、酒などがありますが、魚介類にはのしをつけません。

あとで届ける祝いの品は、受賞の内容、先方の趣味などによって違いますが、絵画、陶器、書、貴金属、装身具などが考えられます。

部下や弟子たちがまとまって贈るのもよい方法です。


■新築祝いのしかた
新居に案内されたら、どこか一カ所をほめるのが礼儀とされています。

どこでもかまいませんが、「見事な床柱ですね、何の木でしょう」「使いやすそうなキッチンですこと」など、具体的にいうことが大切です。

祝い品は相手の希望を聞いて贈るのがなによりです。

昔はライターやストーブなど、火に関する物はタブーとされましたが、時代遅れの考えにこだわるのはやめたいものです。

新居を見てからふさわしい物を、と考えますが、できたばかりの家は殺風景なもの、とりあえず鉢植えの花などをあげると喜ばれます。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)



成人祝い品・就職を依頼された場合

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■成人祝い品
着る物は身内が用意しますから、近親者や親しい人が贈る場合は、平凡な品でも、できるだけ落ち着いたデザインで、大人っぽいムードの、少し高級感のあるものがふさわしいでしょう。

予算を告げ、できれば本人と買いに行けば間違いありません。

お返しは不要ですが、本人がお礼を述べ、後にその家の成人式を迎えた人にお祝いをします。

■就職を依頼された場合
(1)本人に会う
履歴書や身上書ではわからない部分を知っておきます。

とくに希望は具体的にききます。

(2)紹介状は封をせず渡す
紹介状、推薦状のたぐいは封をせず依頼者に渡し、中身を確認してもらってから封をします。

(3)名刺は小封筒に入れる
略式では名刺に添え書きをして依頼者に渡しますが、小封筒に入れると紹介先にも好感をもって迎えられます。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

家族書と親族書 その2(三上靖史)

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夫婦にあたる者は並べて書き、姉と姉の夫<義兄>などの場合は姉を先に、姉の夫をあとに、つまり、義理にあたるほうをあとに書くのが正式ですが、最近は、義兄(姉の夫)をさきに、姉をあとに書く人もあるようです。

何親等まで書くかは、仲人を介して、双方が相談して決めますが、おじ、おばまで書くのが普通です。

文字は、なるべく楷書で書くこと。

くずしても、行書までにとどめ、草書は避けなければなりません。

折り方は、左から三つ折りにし、上包みの表に〈寿〉または〈親族書〉と書きます。

これは、自分のことをしるしたものですから、のしはつけず片木盆(白木の盆)にのせて、贈るのが正しい作法です。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

家族書と親族書 その1

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〈家族書〉と〈親族書〉は、別々の紙に書くのが正式ですが、人数が少ないときは、〈親族書〉として、一枚の紙に書いてもかまいません。

用紙は、〈親族書〉用紙として、デパートなどの婚礼用品売り場に売っていますが、それが手にはいらぬときは、奉書を横に長く二つ折りにし、折り目のほうを下にして、毛筆で書きます。

結納の目録と同様、薄墨は不吉とされていますから、できるだけ墨を濃くすること。

一行目に〈親族書〉と書き、二行目から、尊属から順に、名前を書いて行きます。

同姓の家族の場合は、筆頭のひとりだけ、姓と名をしるし、あとは名だけしるします。

名前の上には、〈祖母〉〈父〉〈母〉〈兄〉などと本人との続柄を書き、本人と住居を別にする親族には、住所をも書き添えます。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)

花嫁さんのお色なおし(三上靖史)

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披露宴の式次第も、ウエディング・ケーキのナイフ入れとすすみますと、儀礼的なことはこれで一応おわったといってよく、食事がはじまりますが、花嫁は媒酌人夫人につきそわれて、いわゆる色なおしのために席を立ちます。

色なおしは式服を別の衣服に着替えることですが、これを陰の三三九度といい、杯事までもう一度行いました。

昔は、式服は白無垢ときまっていたので、華やかさを出すため色ものに着がえたわけです。

現今では式服は色ものが一般ですし、杯もカワラケは少なく絵杯ですから、色なおしの必要はないようなものの、宴に変化をそえたり、花嫁を控室で休ませたりするために行なわれています。

花嫁は着がえをすまし、一やすみしたら、また、拍手に迎えられて、会場にあらわれるのですが、そのあとも適当に、控室にはいって休息するほうがよろしい。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト) 

新婚旅行の行先や家への連絡

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新婚旅行の行先は、もちろん二人の相談できまるのでしょうが、花嫁さんの意向が重んじられる比重が大きいようです。

旅行中は、せっせと絵はがきを飛ばしたり、あれこれおみやげ品を買い込んだりするのも、思い出や感謝の気持のあらわれとしてはけっこうでしょう。

しかし、そのため夜は絵はがき書きに時間を取りすぎ、昼間は重い荷物にうんざりするのは考えものです。

ただ、仲人さんと、一、二の親友、とくに新婦は実家の両親には、電話などで忘れずに、元気で何もかもうまくいっていることを知らせ、安心してもらうことが大切でしょう。

それには新しい時代の新郎は、みずから電話を、新婦の実家に申し込んで、連絡の便を図ってあげたりするのはもとよりのこと、ハネ・ムーンの第一夜にさいしても、色々細かいところまで気をくばって、定めし信頼をかち取ることでしょう。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)